新しい職場への入社、嬉しい反面、緊張も多いかと思います。
特に入社時の挨拶は、今後の社内での自分の印象を左右する(かもしれない)
重要な機会ですし、より緊張が増すものです。
そこで今回は入社時の挨拶として、少しでも緊張が薄らぐような簡単な挨拶のコツをご紹介します。
コンテンツ
入社時の簡単な挨拶の行い方や例文
入社時の挨拶で一番大切なのは「文章を暗記しない」こと。
どういうことか、さっそく見ていきましょう。
複数の短文コンテンツを用意する
入社時の挨拶と一口に言っても、そのシチュエーションは様々です。
入社初日に先輩たち全員を目の前に自己紹介をするような場面があれば、
小規模な各部署レベルでの挨拶で終わってしまうこともあるでしょう。
もしくは新入社員歓迎会のような場で、「一発芸を交えた挨拶」なんてものを求められてしまうことも!
いったいどれくらいのボリュームの、どんな内容の挨拶を求められるかは、
正直その場になってみないと全く分かりません。
ですので、あらかじめ文章を作りこみ、それを暗記していくようなことは大変危険なのです!笑
おすすめなのは、短文のコンテンツを複数用意することです。
「趣味」「特技」「過去の経歴」「抱負」「入社を志した理由」「やってみたいこと」などなど、
ありえそうな内容を個別にパターン化しておきます。
そして実際にその場でふられた内容に合わせて組み合わせることが重要です。
では、ありえそうな「ふられかた」別に
具体的にどんな中身にすれば良いかを見ていきましょう。
パターン別の注意点とコツ
あなたの入社される会社ではどのようなパターンがあり得るか、イメージしながらご覧ください。
①「1分(もしくは一言)で自己紹介と挨拶」
意外と多いのではないかと思うのがこのパターンです。
特に多忙な職場や、複数人の新入社員がいる時などはこのような場面が想定されます。
1分で入れられる内容は限られてきます。
「氏名」「年齢」「抱負」は最低限入れるとして、
それだけで終わらせてしまっては逆に短すぎ、印象にも残りませんし、
「人前で話せない人」というイメージがついてしまいます。
大学や専門学校からの新卒の場合は、上記に加え
「大学では〇〇を専攻していました」のような1文が欲しいでしょう。
この時、大学名は案外言わない方が良いかもしれません。
人によっては自慢のように捉えられてしまうこともありますし、
あえて「大学はどこだったの?」というその後の会話につながるきっかけを作り出す効果もあります。
高校からの新卒の場合は、上記を部活動などに応用すると良いでしょう。
注意が必要なのが転職の場合です。
前職の話をすると「何でやめたのか」が気になってしまう人が少なくないものです。
何か前向きな理由で転職をした際には、前職の話を盛り込んでも良いかもしれませんが、
そうではない理由での転職の場合には、なるべく探りを入れられないよう、
盛り込まない方が無難かもしれません。
全体として当り障りなく、かつ会話のネタにもつながる可能性が高いのは出身地域ネタです。
特に地方から出てきた人の場合は、変に恥ずかしがって隠すのではなく、
豪快に地方っぷりをネタにすると、可愛がってもらえるかもしれません。
入社時のあいさつの例文1
以上をふまえてまとめてみると以下のような文章が無難です。
入社時のあいさつ例文1
「今日から○○に配属されました○○○○、〇歳です。
大学では〇〇を専攻していました。
出身は〇〇で有名な○○市の隣の〇〇という小さな町です。
上京してきたばかりで公私ともに不慣れなことばかりですが、
1日でも早く戦力となれるよう、積極的に頑張っていきたいと思いますので、
ご指導のほどよろしくお願いします。」
1分や一言というしばりがある中での挨拶は、とにかく元気で明るい印象を持ってもらえるような内容と、
かつ、話しかけるネタを先輩たちにさりげなく用意してあげることが重要かと思います。
②歓迎会の場での挨拶
悩んでしまうのが、歓迎会を用意してもらった場での挨拶です。
新入社員のために集まってくれているわけですから、
その感謝の気持ちを述べるとともに、
場を盛り上げるような内容も少なからず盛り込むことが求められがちです。
基本的なパターンは①で良いのですが、
そこに少し自分のプライベートな部分が見えるような内容を盛り込むと、
自然と場が盛り上がるかと思います。
一発芸などがある人はチャレンジしてみても良いですが、
そういうものが不得意な方は、プライベートな笑えるネタを探し、
自虐ネタで勝負するのが無難でしょう(笑)
自虐ネタとしておすすめなのが「あだな(ニックネーム)」の変遷です。
幼少期、不思議なあだ名で呼ばれていた経歴のある人は多いと思います。
思わず笑ってしまうようなあだ名と、そのエピソードがあれば盛り込んでみると良いでしょう。
地方から上京してきた人だと、上京時の失敗や驚いたエピソードなどもおすすめです。
自分の生まれ故郷のことも分かってもらえるでしょうし、
都会生まれの先輩たちには意外な発見につながるかもしれません。
このように、自慢話などを盛り込むよりは、少し恥ずかしいネタの方が場は盛り上がるでしょうし、
「自分をさらけ出してくれている」というのは、「何か裏がありそう」という子よりも、
先輩たちにとっては「コミュニケーションがとりやすそうな子だな」という印象にもつながりやすいです。
入社時のあいさつ例文2
上記をふまえてみると(ベースは①です)おススメの例文は以下の通りです。
入社時のあいさつ例文2
「○○に配属されました○○○○、〇歳です。
今日は私たちのためにこのような場を設けてくださり本当にありがとうございます。
先輩たちのお人柄に触れることができ、○○に入社できて良かったと心から感じています。
私は〇〇で有名な○○市の隣の〇〇という小さな町の出身で、〇月に上京してきたばかりです。
上京初日は〇〇で○○をしてしまい、未だに思い出すと恥ずかしいです。
ちなみに小学生の頃のあだ名は〇〇でした。
由来が気になるという方は、ぜひ話かけてくださると嬉しいです!
公私ともに不慣れなことばかりですが、
1日でも早く戦力となれるよう、積極的に頑張っていきたいと思いますので、
ご指導のほどよろしくお願いします。」
全体のボリュームに関しては、冒頭で言ったように短文のコンテンツをたくさん用意しておけば、
他の人のボリュームや上司からの振りに合わせて調整できるかと思いますので、
そこは状況に合わせてアレンジしてくださいね。
③何の振りもなくただ「紹介」と言われた場合
何を話せば良いか一番焦るのはこのパターンかもしれません。
「今日から一緒に働いてくれる新入社員の〇〇さんです」とだけしか前振りがない時、
いったいどこまでしゃべったら良いか、焦ります。
入社時のあいさつ例文3
このような時(意外と多いかもしれません)は本当にシンプルで構いません。
入社時のあいさつ例文3
「今日から○○に配属されました○○○○、〇歳です。
1日でも早く戦力となれるよう、積極的に頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」
これくらいのボリュームで問題ありません。
ただ、短い分、表情や声の大きさ、立ち振る舞いにはしっかり気を使いましょう。
その一言でしっかり自分に良い印象を持ってもらえるように、
できるだけ笑顔で、聞いてくださっている先輩たち1人1人の顔を見るような気持ちで、堂々と話すことが大事です。
まとめ
今回は入社時の簡単な挨拶の行い方や例文を見てきました。
まとめると以下の通りです。
まとめ
●自己紹介文は作りこみすぎない(暗記をしない)
●想定し得るコンテンツとその答えを短文で複数用意しておく
●振られた内容や場の雰囲気に応じてそれらを組み合わせる
●「次の会話につながる」内容が重要(細かく話しすぎない)
●自慢話よりは失敗談や自虐ネタの方が好印象
●内容だけでなく、表情や立ち振る舞いも大事
いかがだったでしょうか?
好感度の良い挨拶で良いスタートを切れるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後までご覧いただき有難うございました。
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今日もあなたにきっと良い事がありますように。