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育児ノイローゼ

育児ノイローゼで不眠症になった時にすべき事

投稿日:

育児ノイローゼ|不眠症
筆者:精神科専門医 岡田夕子

育児ノイローゼは、産後うつ病というれっきとした病気です。

うつ病の一種ですので、うつ病で見られるような症状がいろいろと見られます。そのうちの一つの症状として、「不眠」という症状があります。

「眠たくて眠りたいのに、眠れない」という苦しい状態です。

今回は、育児ノイローゼ(産後うつ病)で不眠症の症状が出たときにどうすればいいのか、お伝えしたいと思います。

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育児ノイローゼで不眠症になった時にすべき事

それでは、まずは育児という環境でお母さんの睡眠状態を知るところから、話を深めていきましょう。

授乳・夜泣き、ただでさえお母さんは寝られなくなる理由がいっぱい

生まれたての赤ちゃんは、おっぱいを飲むことがお仕事ですよね。

生まれてすぐは、2−3時間おきにおっぱいが欲しいといって泣き出します。

お母さんが母乳をあげるにしろ、誰かがミルクをあげるにしろ、泣き声は家中に響くと思います。

基本的に、男性より女性の方が、眠りが浅いようにできているのですが、この時期のお母さんは赤ちゃんの泣き声に気がつくために、更に睡眠が浅くなっています。

ミルクを飲めば一晩寝てくれるようにやっとなったと思ったら、次に起きるのは夜泣きです。

夜泣きの原因はきっといろいろあるのでしょうが、泣き止ませてやっとお布団に・・・と思ったらまた泣き出した、など、授乳と違ってタイミングや間隔もバラバラだと思います。

夜泣きについても、女性の方が睡眠が浅い以上、お母さんの方が泣き声にすぐに気がつくことが多いのではないかと思います。

これは、どんなお母さんにも起こりえることです。

赤ちゃんを育てるということは、ただでさえ眠れなくなる事情がいっぱい重なるということなのです。

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夜中の考えごとはロクなことがない。

「まとまって寝られないと疲れが取れない」というタイプの人がいることも事実です。

それでも、赤ちゃんを育てるということは、睡眠が細切れになってしまうということなのですよね。

添い乳をしながらうとうとできるお母さんはもちろんそうしてください。

でも、起き上がらないと授乳ができなかったり、ミルクだったり、夜泣きであれば抱っこが必要だったり、一度大人は起きないといけないですよね。

深夜2時、起きて赤ちゃんの世話をしている状況で、いろいろなことを考えてしまうかもしれません。

でも、ひとつだけ先に言っておきます。

「夜中の考えごとは、ロクなことを考えない。昼間考えれば前向きに考えることまで後ろ向きに考えてしまう。」

これ、夜中の考えごとの特徴です。

子育てをしていない人でもそうなので、覚えておいて損はないと思います。

夜は一番人間を悲観的にしてしまう時間帯です。

だから、本来は寝ておくのが健康的なのです。でも育児はそうはいかない。

ただなるべく考えないでやるべきことをやって寝るのが大事です。

まずはリラックスすること、替わってもらえることは替わってもらうこと

ただし、不眠症となると「眠くて眠りたいのに眠れない」という状態なので、早く寝るのが大事だとわかっていても、そうはいかないわけです。

もし、授乳や夜泣きが気になって気がかりで眠れない場合、一晩でいいのでそれを誰かに替わってもらってください。

一晩でもそのプレッシャーから逃れることで「今日は安心」と思うことができれば、眠れると思います。

一晩でもぐっすり眠ることができたら、気持ちもだいぶ変わると思います。

もしその方法が使えなかったり、それでは眠れなかった場合は、夜中でもリラックスできる方法を探しましょう。

手軽にできるのはホットミルクやハーブティーなどでリラックスする方法です。

お風呂上がりにストレッチをしてもいいかもしれませんね。

薬に頼るばかりが治療じゃない。おすすめの方法。

まずは、まとまっては寝られないけれども細切れでいいので時間を稼ぐことも大事です。

家事が少しくらいおろそかになっても、寝ることを優先しましょう。

家事は代行サービスも使えますが、睡眠は誰かが替わりに寝てくれてもあなたは楽になりません。

また、ひとつおすすめのサプリメントがあります。これは授乳していても何をしていても使えるのでちょうどいいと思います。

それは「グリシン」というアミノ酸のサプリメントです。

検索したらいろいろ出てくると思います。

ただのアミノ酸なので、どの値段のやつを選んでも問題ありません。

例えばこれです。

粉のものの方が安いので、ホットミルクやハーブティーに足して飲んでもいいと思います。

睡眠の質を改善してくれる場合がある人がいます。

育児ノイローゼで薬物治療をする選択をしたら、しっかり不眠症にも薬をもらおう。

もし、あなたが産後うつ病の診断で薬での治療を始めようと決めている場合でしたら、睡眠についてもしっかり薬をもらいましょう。

特に寝付きの悪さについてはお薬での改善効果が高いです。

その場合、夜間の授乳はどうするか、夜泣きした場合の対応はどうするかなど、旦那さんとしっかり相談しておいてください。
(夫婦で泣いている赤ちゃんを放置するとネグレクトになってしまいます。)

夜間でも使えるベビーシッターもありますし、一晩預かってくれる認可外保育所もあります。

ただ、睡眠というのは毎日のことなので、家族の協力は欠かせないです。

ぜひ、旦那さんを含めて協力してもらえる人の理解を得ておきたいところです。

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まとめ

今回は、育児ノイローゼで不眠症になった場合にすべきことについてお話ししました。

女性の睡眠は元来浅いようにできていること、赤ちゃんを産んでさらにますます浅くなっていることをまず理解して欲しいです。

その上で、夜中に考えごとをすると悲観的になっていくのでするべきことをして寝る方が健全であることをお伝えしました。

それでも寝られない場合はリラックス方法を模索した上で、グリシンのサプリメントなどもおすすめです。

一晩ぐっすり寝られるだけでも心が元気になることがありますので、それも試してみてほしいです。

最後に、薬の治療をする場合には協力体制を整えて、しっかり不眠症についても治療してほしいと思います。

少しでも苦しんでいるお母さんが楽になるようにと思っています。

最後までご覧いただき有難うございました。
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今日もあなたにきっと良い事がありますように。

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