引っ越しは何かとお金がかかるもの。
引っ越し業者への料金も、出来ることならなるべく安く抑えたいですよね。
この引っ越し業者の見積もり、時期によって高くなったり安くなったりすることをご存知でしょうか？
実際にどの位の差が出てくるものなのか、引っ越しサイトや、ブログなどの情報を元に、料金相場についてまとめました。
さらに引っ越し料金に大きく影響する、移動距離ごとの料金相場や、引っ越しおまかせパックの相場についても調べましたので、是非参考にしてみて下さい。
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時期別・内容別の引っ越し費用の相場の金額
引っ越し料金は、家族構成による荷物の量はもちろんのこと、引っ越す時期や、移動距離に大きく影響されます。
具体的に見ていきましょう。
引っ越し料金が高くなる繁忙期は、3月〜4月
引っ越し料金が高くなる時期は、ずばり【3月〜4月】です。
もう少し細かく書きますと、【3月下旬〜4月上旬】になります。
ですから、3月に引っ越しを控えていたとしても、下旬より上旬にズラすことができれば、いくらか割安になるはずです。
この3月下旬〜4月上旬という時期は、引っ越し業者の繁忙期にあたります。
学校の新年度、職場の転勤シーズンということですね。
引っ越し業者の繁忙期は、年間を通して、まさにここの１点集中です。
他にも9月の転勤シーズンや、ゴールデンウィーク・長期連休などは引っ越し需要がありそうなものですが、実際のところはそこまで引っ越しが集中するということは無いようです。
単身〜ファミリーに至るまで、色々な世帯構成の、色々な事情が交錯するため、そこまで集中しないということなのでしょう。
過去の以下の記事では、引っ越し料金が安くなりやすいおすすめの時期について、もう少し詳しく解説しています。
（参考記事）「引っ越し費用を安く抑えるおすすめの時期はいつ？」
ということで、「3月〜4月を引っ越しの繁忙期」「5月〜2月を引っ越しの通常期」として、次項から引っ越し料金の相場を見ていきます。
引っ越し料金の相場は、繁忙期と通常期でどのくらい違う？
引っ越し料金の相場は、繁忙期と通常期でどのくらい違うのでしょうか。
世帯構成別に、一覧表にまとめましたのでご覧下さい。
＜通常期と繁忙期別、引っ越し料金相場＞
| 単身者 | 2人暮らし | 4人家族 | |
|---|---|---|---|
| 通常期 | 45,000 | 75,000 | 90,000 |
| 繁忙期 | 60,000 | 110,000 | 150,000 |
※世帯構成別、単位：円
このように、繁忙期の料金は、通常期と比べると大きく跳ね上がることが分かりますね。
特に、家族人数が多くなればなるほど、その差が開いていきます。
料金は、跳ね上がるというよりも、値引きをしてもらえないと言った方が適切かもしれません。
特に3月下旬は、『値引きどころか予約でいっぱい！』なんてこともあり得ますので、どうしてもこの時期に引っ越しせざるを得ない方は、早め早めの準備を心がけましょう。
引っ越し料金の相場に大きく影響する、移動距離
ここで、注意しなければいけない点があります。
それは、先ほどの料金相場の一覧表は、あくまでも平均的な目安であり、個々の引っ越しの内容によって、実際の金額は大きく変わってきてしまう、ということです。
では引っ越し料金に大きく影響するものは何でしょうか。
それは【移動距離】です。
例えば、一口に単身者の引っ越しと言っても、近隣に引っ越すのと、遠く離れた地方に引っ越すのでは、金額は倍以上違ってきます。
移動距離によって、引っ越しにかかるコストが全然違いますので当然といえば当然ですね。
距離によって、引っ越し料金がどの位変わってくるか、一覧表でまとめました。
まずは通常期です。
＜通常期の引っ越し料金相場―移動距離別＞
| 単身者 | 2人暮らし | 4人家族 | |
|---|---|---|---|
| 同一市内 〜15km目安 |
25,000 | 55,000 | 70,000 |
| 同一地方 〜200km目安 |
38,000 | 80,000 | 100,000 |
| 遠距離 500km〜目安 |
70,000 | 160,000 | 200,000 |
※世帯構成別、単位：円
次に、繁忙期を見てみます。
＜繁忙期の引っ越し料金相場―移動距離別＞
| 単身者 | 2人暮らし | 4人家族 | |
|---|---|---|---|
| 同一市内 〜15km目安 |
35,000 | 70,000 | 95,000 |
| 同一地方 〜200km目安 |
50,000 | 110,000 | 140,000 |
| 遠距離 500km〜目安 |
92,000 | 200,000 | 270,000 |
※世帯構成別、単位：円
遠くに引っ越しをする場合は、一般的な相場よりもかなり高額な引っ越し料金になることが分かりますね。
金額も大きいですから、出来るだけ早めに引っ越し業者への見積もり依頼を開始し、数社の見積もりを比較検討するなどして、料金の交渉ができるようにしたいものですね。
荷造り・荷解き込みのおまかせパックってどのくらいかかる？
大手引っ越し業者をはじめとして、多くの業者では、荷造り・荷解き込みのおまかせパックを用意しています。
「フルコース」「らくらくコース」など、その名称は業者によって様々です。
これらは、最も面倒で手間のかかる、ダンボールへの荷造りや、新居に搬入してからの荷解きまで、すべて引っ越し業者におまかせしてしまうというプランです。
『荷造りも荷解きもやってもらえるなら、こんなに楽なことはない！』
そう思いませんか？
そんな、おまかせパックで引っ越しをする場合、どの位の料金を見込んでおく必要があるのでしょうか。
おまかせパックの料金相場についても、やはり一概には言いづらいのですが、誤解を恐れずに言うと、概ね【通常料金の倍近くかかる】ことは覚悟しておいた方が良さそうです。
実際の見積もり料金は、時期や曜日、荷物の量や移動距離など、様々な要素によって、ケースバイケースで変わってきますので、ご注意下さい。
そして、このおまかせパックは、以下のような方々におすすめのプランとなります。
おまかせパックがお勧めの方
●小さい赤ちゃんがいて、荷造りどころではない
●急に転勤を言われたが、引越し費用は会社負担
●家族に介護が必要な人や高齢者がいる
●単に荷造りが面倒なので、お金を払ってでもやってもらいたい
荷造りと荷解きを全ておまかせするプランの他にも、荷解きは自分でやるという、若干割安なプランもありますので、皆さんの事情に合わせて最適なプランを選んで、見積もりを取ってみると良いですね。
まとめ
今回は、時期別・内容別の引っ越し料金の相場についてお伝えしてきました。
まとめると以下のとおりです。
まとめ
●引っ越し料金が高くなる繁忙期は、3月〜4月
●繁忙期の料金は、通常期と比べると数割増しになる
●移動距離は引っ越し料金に大きく影響する
●おまかせパックは、通常料金の倍かかることもあり得る
引っ越し料金とは、メニュー表があるわけでもなく、『まずはお見積もりを』となるのが基本ですので、料金がどのくらいかかるのか、見積もりを取ってみるまでは分かりづらいですよね。
今回お伝えしてきた料金相場についても、あくまでも平均的な目安としてお伝えしており、実際の金額と大きく異なる場合もあり得ます。
近年は、配送業界が人手不足となり、それに合わせるように、引っ越し業界でも人手不足になっているようです。
需要と供給のバランスが大きく変化すれば、引っ越し料金高騰ということも充分に考えられます。
料金的にもスケジュール的にも無理なく引っ越しを終わらせる為には、早めに見積もり依頼をかけたり、繁忙期をズラすなど、状況に合わせて柔軟に対応することが求められているのかもしれません。
最後までご覧いただき有難うございました。
『引っ越し業者大手の5社の比較と引っ越しの見積りをともかく安くする手順』の記事も是非ご覧ください。
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