育児ノイローゼといえば、不慣れな初めての育児中になるものというイメージがありませんか。
実は、育児ノイローゼとは、二人目が生まれた時に経験するママも多いのです。
二人目で育児にも慣れてきているはずなのに、どうしてなのでしょうか。
調べてみると、二人目育児ならではの様々な事情が見えてきました。
二人目育児ノイローゼを解消するための対処方法についてもご紹介していますので、参考にしてみて下さいね。
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二人目で育児ノイローゼに!原因と対処方法を紹介
では早速、二人目育児ならではの原因から見ていきましょう。
二人目育児ノイローゼの原因①寝かしつけが大変
赤ちゃん期の子供2人は、【寝かしつけが大変】です。
まず、子供達がお互いを気にしてしまい、なかなか寝てくれません。
やっと寝たと思っても、0歳児は2,3時間おきに起きて泣き出すので、夜でも授乳しなければなりませんね。
すると、その物音で上の子も一緒に起きてしまい、泣き出すこともしばしば。
明け方の授乳が終わって、『もう少し寝かせてー』と思っても、今度は上の子が元気いっぱいで起きてきたり。
子供が2人いれば、それぞれに動きが違うので、単純に考えても夜の忙しさは倍増しますね。
それに加えて、子供の体調が急変すれば、病気への対応も加わってきます、大変ですよね。
二人目育児ノイローゼの原因②子供を2人連れての外出が大変
育児ノイローゼを回避する為には、自治体の「子育て支援センター」や育児相談窓口に行き、外の人に話しを聞いてもらうことが有効です。
しかし、乳幼児期の子供が2人いると、【外出そのものが大変で、お出かけで気分転換することができません。】
近くの公園に行くだけでも、着替えやオムツ・タオルなど子供2人分の荷物は尋常ではありません。
そして子供はそれぞれ別の方向に動くのに対し、ママは1人ですので、当然両方には対応できません。
筆者の周りでも、「ママ1人で、子供を2人とも連れてお出かけすることは無い」と断言しているママもいます。
それだけ、お出かけのハードルが高いのです。
代わりに、祖父母や兄弟姉妹など、身近に自宅を行き来してくれる人がいれば良いのですが、そうでない場合は自宅で孤独に陥りやすくなってしまいますね。
二人目育児ノイローゼの原因③上の子が赤ちゃん返りをする
2人目が生まれるということは、上の子にとって、それはそれは大きな環境の変化です。
赤ちゃんの誕生を楽しみにし、赤ちゃんを見て喜んだりもする反面、自分の方にも目を向けて欲しくて、わがままを言ってみたり、手を焼かせてみたりします。
『保育園に行きたくないー!』とダダをこねることも。
いわゆる【赤ちゃん返り】です。
ママに余裕があれば、もちろん対応できるはずなのですが、新生児の赤ちゃんの世話に追われているママは、全く余裕などありません!
その為、上の子についついカッとなって怒鳴ったり、冷たくあしらったりしてしまうんですよね。
二人目育児ノイローゼの原因④ホルモンバランスの急激な変化
これは二人目に限ったことではありませんが、妊娠・出産を経て授乳期までの女性は、ホルモンバランスが通常期と全く違います。
そして、この【ホルモンバランスは、ママの気分の良し悪しに大きく影響を及ぼす】ものです。
ささいなことでイライラしたり、神経が過敏になったり、気持ちが落ち込みやすくなったりするのは、実はこのホルモンバランスの影響が大きいのです。
もちろん、子育ての忙しさや睡眠不足で疲れていることも関係していますが、それだけでは無いということなんですね。
ママの体は、妊娠を継続し、出産し、そして授乳により赤ちゃんに栄養を与えるため、その時々で最適なホルモンバランスになるように頑張っています。
そしてそれがママの情緒にも大きく影響しているのです。
ですからママは自分を責めないで下さいね。
ホルモンバランスのせいなんだと思えば、少し楽になれるかもしれません。
対処方法①正直な気持ちを人に話す
さてここからは、2人目育児ノイローゼへの対処方法についてご紹介していきます。
2人目の育児ノイローゼに悩む家庭は、パパが早朝から深夜まで仕事でいない、里帰りもしていない、1人で抱え込んでいる、完全なる【ワンオペ育児】であるケースがとても多いようです。
ですが、『育児ノイローゼかも』『もう限界かも』と思われたなら、1人で抱え込まずに、辛い気持ちを正直に人に話しましょう。
まず【パパは一番身近なパートナー】ですね。
状況が状況ですから、遠慮することはありません。
遠慮して話さないより、この辛い状況をパパが認識していないことの方が問題です。
後述する「上の子との時間を作る」「家事の手を抜く」と言った対処法も、パパが状況を認識していなければ、理解を得られずに嫌味を言われたり、状況がこじれることにもなりかねません。
また、【実家の祖父母】も、もしかしたら「2人目で慣れて来たから、もう大丈夫かな」と考えているだけで、ママの辛い状況が分かれば何らかの手助けがあるかもしれません。
それから【ママ友】の存在。
辛い状況、似たような状況を分かち合えるママ友がいれば、話しをするだけでかなり心が軽くなるはずです。
どうしても、正直な気持ちを打ち明けられる人が周囲にいない場合は、【電話相談窓口を利用する】のも一つの手です。
ママの心の健康相談や、育児にまつわる悩みの相談など、色々な相談窓口があります。
電話で話しを聞いてもらえれば、お出かけが難しいママも助かりますね。
こちらの記事では、おすすめの電話相談窓口についてまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
対処方法②上の子と2人で過ごす時間を作る
休日などでパパが子守に加わることができる場合、通常はパパが上の子担当になりがちです。
しかし時々は、パパに赤ちゃんを見ててもらい、【ママが上の子とお買い物や近所の公園にお出かけする】時間を作ってみましょう。
もちろんパパでなくても、祖父母などに見ててもらうでも構いません。
赤ちゃんは授乳があるのでママを独占しがちですが、比較的機嫌の良い午前中などで、しっかり授乳した後を見計らえば、1時間位なら上の子との時間が取れるのではないでしょうか。
0歳の赤ちゃんの世話とは、一時も目が離せなければ、抱っこで手も離せない、心身ともにかなり負担の大きいものです。
例え短時間でも、下の赤ちゃんと離れて過ごすことで、改めて愛おしい気持ちで上の子を見てあげることができます。
上の子だってまだまだママに甘えたい、ママにかまってもらいたいに違いありませんからね。
対処方法③1人で全部をちゃんとは無理!いさぎよく諦める
前述もしましたが、育児を1人で抱え込まないことは大切なポイントです。
辛い気持ちを人に話すことのほか、育児の手を増やす為の具体的な方法も考えます。
▶︎育児の手を増やす方法を考える
【育児を助けてもらうには、どんな方法があるのか、情報収集してみましょう。】
パパや祖父母、兄弟姉妹などの親族ネットワーク。
それから、自治体の一時預かりなどのサポート。
保育園が実施する一時保育。
民間のベビーシッターなどですね。
▶︎家事は無理せず手抜きする
それから、【家事で手抜きできるところも考えます。】
ママは、赤ちゃんを抱っこひもでおんぶすれば、家事で動けるには動けます。
しかしお料理は火も使いますし、キッチンをあちこち動くと赤ちゃんの頭をぶつけたり、無理をするとかえって危険もあります。
ですから、食事の支度もレトルトや電子レンジ調理、出前や宅配など、進んで手抜きしましょう(笑)
もちろんパパの理解は必要ですので、その意味でも、しっかりママの大変な状況を訴えることが必要不可欠になってくるのです。
▶︎効率家電を導入する
全自動洗濯機やルンバ、食器洗い乾燥機など、家事の負担を軽減してくれる効率家電も検討しましょう。
筆者がおすすめする効率家電第1位は、ずばり【食器洗い乾燥機】です。
ただし、赤ちゃん用の食器類はプラスチック容器も多いですので、低温洗いにするなど注意してお使い下さいね。
続いて第2位は、【全自動洗濯機】。
赤ちゃん期の子育てはとにかく洗濯物がわんさか出ます。
1日数回、洗濯機を回すこともしばしば。
全自動洗濯機で乾燥までしてしまえば、干す、取り込むの手間が省けて便利ですよ。
そして、たたまなくても、そのまままた着ればOKです。
ただし、赤ちゃんの吐き戻しやうんち汚れなどは、部分洗いが必要な場合がほとんどですので、そこは諦めて手でゴシゴシやりましょうね。
▶︎家事代行サービスを利用する
【家事代行サービス】は、一般的な家事全般を、引き受けてくれる有料サービスです。
「〇〇市 家事代行」などと検索して、お住まいの地域で利用できるサービスがあるか調べることができます。
家事代行サービスは家事の負担軽減になるばかりか、ママが外の人と話せるというメリットもありますよ。
まとめ
今回は、二人目で育児ノイローゼになってしまう原因と対処方法についてお伝えしてきました。
まとめると以下のとおりです。
まとめ
●原因①寝かしつけが大変
●原因②子供を2人連れての外出が大変
●原因③上の子が赤ちゃん返りをする
●原因④ホルモンバランスの急激な変化
●対処方法①正直な気持ちを人に話す
●対処方法②上の子と2人で過ごす時間を作る
●対処方法③-1育児の手を増やす方法を考える
●対処方法③-2家事は無理せず手抜きする
●対処方法③-3効率家電を導入する
●対処方法③-4家事代行サービスを利用する
2人目育児ノイローゼは、ちょうど子供2人の大変さが重なった時に発症しやすく、時が経つとともに子供も成長し、いつの間にか乗り越えていた、というママも多いようです。
しかし場合によっては症状が長引くこともあり、そうなると特に上の子に対しての影響が心配されます。
そんな時は無理をせず、心療内科の医師に相談することも検討してみて下さい。
一度心と体を落ち着かせることによって、解決への道が開けることもありますよ。
最後までご覧いただき有難うございました。
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